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【癖になる!?足首のねんざのポイント】Q&A No.1


足首のねんざは非常によく起こります。 患者さんからの質問でも多く「これって癖になりますかね?」といわれます。

足首のねんざが癖になる理由としては2点あります。

①靭帯が治りきっていない状態で治療を怠ってしまう ②体のバランスが悪くて元々が転びやすい体勢になっている

①靭帯が治りきっていない状態で治療を怠ってしまう ①に関しては「痛みが引いたから治ったかな?」と自分で勝手に判断して治療を終了してしまうことがあげられます。筋肉や、骨の損傷であれば出血量がかなり多く出ます。捻挫の損傷の場合は基本的には「靭帯」の損傷です。

靭帯は骨と骨とをつなぎ合わせるコラーゲンの線維です。 コラーゲンの線維ということは、「コリコリした」「ぷるぷるした」というイメージが湧いてきますよね?こういった線維は血液供給が乏しいのです。

血液供給が乏しい=治りづらい

こう言えます。損傷部位に対して必要な物質を運ぶのは血液の役割です。これが元々あまり供給されていない部分ですから、治りにくいのは当然です。

足関節捻挫の症状は大きく分けて3種類あります。

損傷の度合いによって分類がことなります。 腫れがあればあるほど、靭帯の損傷が大きくなります。 ボールが入っているのではないかというぐらい腫れていると、関節包という関節を覆う袋まで破けてしまっている可能性があります。

上記の図でも表されている通り、治癒までの期間は皆さんが考えるよりもかなり長期間だと思います。ですが、人間の回復力には限界があります。痛みが引くのはこの期間よりも短いですが、治るまでには時間がかかることはイメージしてもらったほうが良いと思います。

ただし痛みが引けば、リハビリが早期から行えます。そうすると、回復力が一気に高まるのです。痛みが引くまではしっかりと通院治療。痛みが引いたら定期的にリハビリを行うのがベストでしょう。

②体のバランスが悪くて元々が転びやすい体勢になっている せっかく痛みが落ち着いてきたにも関わらずまた捻ってしまった!ということは経験がある方も多いはず。癖になるのはその局所の症状が改善していても「体全体のバランスが崩れていてひねりやすい体勢になってしまっている」場合が多くあります。

元々、 背骨のバランスが悪い 筋肉のバランスが悪い そんな方は 重心のバランスが悪い

という状況に陥っている可能性があります。



ちょっとオーバーなイラストですが、いいイメージが見つからなかったのでご了承下さい… 正直言って、前後左右対象の人間なんてほとんど居ません。日常生活でも左右対称での行動をしている人は殆ど居ないでしょうから。だからと言って利き腕ばかり使ったり、偏りのある動作が多い職場で長い期間働いていればドンドンバランスは悪くなっていきます。

足首の捻挫が起こりやすいのは、あなたの生活環境が原因の場合も考えられるのです。 よって、症状が落ち着いたけどまた捻ってしまった!という方は普段の自分の行動で

前後、左右差がないかどうか確認する

ということを意識するだけでも変わります。

・姿勢が悪く、背中が丸まっていないか ・かばんをいつも同じ肩でかけていないか ・買い物袋を同じ側で持っていないか ・足を同じ方ばかり組んでいないか などなど。

こういった点もできる限り前後、左右対称に行う意識を持つだけでも転ぶリスク、足首をひねるリスクは軽減できると思います。

足首を捻ってしまった人は痛みをかばってバランスが崩れていきます。なるべく痛みを早く抑えてリハビリを行える体勢を作ったほうがバランスは悪くなりませんので放置せずに治療を行いましょう。

まとめ 足首を捻ってしまったからと言って悲観的になることはありません。 その症状にあった治療ペース、リハビリを行えば十分に症状を改善することは可能です。 癖になるかどうかは今後のあなたの些細な行動の積み重ねで決定します。

認識としては「ねんざは治るのに時間がかかり、油断してはいけない」という意識を持っていただくのが良いです。痛みが引いたからといって治療を怠ったり、油断するとまた捻ってしまい、負のループに陥ってしまう恐れもありますのでしっかりと治療していきましょう。

・痛みが収まっても油断しないでリハビリもしっかりと ・日常生活での悪い癖を探してバランスの良い体づくりを

カナメ整骨院では微弱電流治療で足関節ねんざの施術を行っております。 微弱電流は保険適応外にはなりますがその場で腫脹の軽減、疼痛軽減が体感できるので辛い時は我慢せずにこちらの施術を受けることをオススメします。

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