ある研究データではスポーツ中に発生した外傷のうち20%が足関節に発生したと発表されています。整骨院に来院する患者さんで一番多いのでは?寒くなってきて筋肉の緊張が高まっています。それにより足首の捻挫、最近増えてきています。そこでもう一度足関節捻挫について重要なことを説明したいと思います!
放置が一番怖い
「足を捻った!」その後、足関節捻挫を放置してしまうと、関節が不安定になります。そもそも、足関節捻挫により足首の靭帯が切れてしまうと関節の位置が正しく保てなくなるのです。人間のじん帯は切れてしまうと再生はしません。似たようなコラーゲンの組織が間を埋めるのです。全く元通りにはなりません。多少は再生もするのですが、コラーゲンの配列も正常なものとは異なってしまうのです。これにより一度足関節捻挫を起こしてしまうと再発するリスクが高まると言われています。
そもそも捻挫をするということは?
いつも通り歩いているはずなのに、急に足を捻ってしまった。そんなあなたの歩行は正常でしょうか?現代では裸足で歩く機会はほとんどなくなっています。それにより、足裏の感覚や足の指の力が低下しており、地面をしっかり捉えることができなくなっています。そのため、ちょっとした段差や足の位置感覚がわからずに転んで捻ってしまうのです。
意外とあるぞ後遺症
足関節捻挫を放置してしまうと多くの後遺症が残ります。「痛みが残る」「足関節の不安定性」「膝の痛み」「股関節の痛み」「腰の痛み」など。足首の痛みを放置しただけで体中に様々な影響をもたらします。これは足首の痛みをかばって全身の体のバランスが崩れてきたり、関節の不安定性を放置したために体が捻られる方向に力が働いてしまうために起こるものです。足首とは言え、甘く見てはいけません。
早期治療が有効
捻挫を下からと言って諦めてはいけません。初期固定をしっかりと行えばじん帯ももとに近い状態に戻ります。痛みが引くとすぐに運動を始めたいという人も居ますが、最低でも10日~2週間は固定を行った方が良いでしょう。それぐらい、足首の捻挫は初期固定が大切なのです。
オススメの運動法
①カカトを上げ下げする運動を1日15回を3セット、②足の指でグーチョキパー運動時間があるときに1日1分間×2~3回、③片足上げ運動(たった状態で壁やイスに手をついて膝を曲げずに足を外側に股関節から曲げる。)片側15回×3セット。この運動法でバランスが崩れたときに力が入りやすくなり、足を捻りにくくなってきます。是非やってみましょう!
hana
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