ももかんになってしまった! 第1回【自分でできる対処と治療とは?やっていいこと悪いこと】
以前にも記事で書いたことがあるのですが「ももかん」についてまたご説明します。
目次
①RICE処置
②治療法
③まとめ(やっていいことわるいこと)
ももかん=太ももの打撲です。

サッカーやその他コンタクトスポーツで起こる症状で、相手の足(膝など)がぶつかり、筋肉がつぶされてしまう(=打撲)症状のことを言います。ももかんは痛いですよね…かなり強く打撲が起こると筋肉がつぶれる範囲が広くなり、内出血が多く出てしまいます。そんなときはどうすればよいのか?
ももかんシリーズとして下記内容で記事を書いていきたいと思います。
■今後の記事作成予定■
・症状について
・【超重要】考えられるリスク
・リハビリ期間と治癒までの流れ
・パフォーマンスを戻すためのストレッチ&筋膜リリース
・パフォーマンスを戻すためのトレーニング
では、今回は「自分でできる対処法」です。自己判断は危険ですが、ある程度の処置方法を理解しておけばひどい状態にはならないでしょう。ただし!自分で判断しないで、必ず整骨院や医療機関を受信して問題がないかを早めにチェックしましょう。
自分でできる対処法
①RICE処置
RICE処置とは怪我などでの応急処置方法として古くから知られる方法の頭文字をとった内容です。近年、「PRICE処置」「RICES処置」など、RICE処置に更にプラスした概念も出ていますが、あまり多くの内容を詰め込んでも忘れてしまうので、今回はシンプルなRICE処置についてご説明します。
RICE処置は下記内容の頭文字をとったものです。
1.Rest(安静)
損傷部位の腫脹(はれ)や血管・神経の損傷を防ぐことが目的です。 副子やテーピングにて、損傷部位を固定します。
2.Ice(冷却)
二次性の低酸素障害による細胞壊死と腫脹を抑えることが目的です。 ビニール袋やアイスバッグに氷を入れて、患部を冷却します。 15~20分冷却したら(患部の感覚が無くなったら)はずし、また痛みが出てきたら冷やします。
これを繰り返します(1~3日)。
3.Compression(圧迫)
患部の内出血や腫脹を防ぐことが目的です。スポンジやテーピングパッドを腫脹が予想される部位にあて、テーピングや弾性包帯で軽く圧迫気味に固定します。
4.Elevation(挙上)
腫脹を防ぐことと腫脹の軽減を図ることが目的です。 損傷部位を心臓より高く挙げるようにします。
基本的にはこの方法で応急処置を行います。それにより悪化を防ぐのです。
②治療法
これに関しては自分で行うというよりもまずは整骨院や整形外科で損傷度合いを検査したほうが無難です。そのあとにセルフ治療として行う方法をお勧めします。あくまで、自分の判断で勝手に治療を行ってしまうのは危険です。損傷度合いが大きな場合、「骨化性筋炎」という重篤な状況になってしまう場合があるため、必ず受傷直後は医療機関への受診をお勧めします。
参考:骨化性筋炎とは?